プロジェクトマネジメントワークショップ(PMWS:Project Management Work Shop)について

PMWS(Project Management Work Shop)を導入して、プロジェクトマネジメントに必須のマインドセットを養っています。

PMWS研修風景プロジェクトマネジメントには、スキルセットとマインドセットの両方の要素が必要だと考えます。スキルセットとは、テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルなどを指し、マインドセットとは、人間の意識、思考、それに伴う行動を指します。このマインドセット部分に特化した研修をワークショップ形式で行うのがPMWSです。

スキルセットとマインドセット

研修の狙い

PMWSの狙い

人間の行動は、意識、その上にある思考に基づき行われます。意識を変えることは困難ですが、思考を変えることは可能であると考えています。

PMWSでは、SIベンダーとして持つべきマインド(問題を早期に発見・解決するための基本的な思考と行動)を再認識した上、各自「思考を変えることにより行動を変える」または、「行動を変えることにより思考が変わる」ことをテーマとし、最終的には、受講者が自分自身の行動、社内・顧客等、相手の行動を変えるスキルを身に付けることによって、マネジメント能力を高めることを目的としています。

また、研修後についてもグループ、各自における行動目標を立て、日々の業務において継続的に実施することで、スキルを確実に身に付けさせることを狙いとしています。

研修概要

第1回 PMWS

PMWS研修風景 第1回 PMWSでは、図(PMWSの狙い)のSTEP1部分にあたる「暗黙の前提」をテーマとして研修を行いました。前提条件の妥当性が崩れると、それがリスクとして顕著化することから、各自が知らず知らず作ってしまう「暗黙の前提」がリスクとならないような思考を取り入れ、具体的行動に反映させることを目的としました。 研修は2日間かけて宿泊施設を利用して行い、30代リーダー層以上の全員(約50名)を対象として行い、1グループ5~6人程度のグループ制にして、ワークショップ化しました。 研修では、実際のプロジェクト(PJ)をケースとして仕立て、リアルなケースを使用することで弊社独特の文化による暗黙の前提を洗い出しました。

研修の最後にはグループごとに今後行うべき行動をまとめました。研修後には、研修で学んだことが日常業務において実行されるよう、グループ別・個人別目標を立て、フォロー研修を行い、実施状況の確認を行いました。

第2回 PMWS

PMWS研修風景 第2回 PMWSでは、図(PMWSの狙い)のSTEP2、3の部分にあたる「自分の思考・行動パターンの認識」をテーマとして研修を行いました。自分の思考・行動パターンを認識し、あるべき思考・行動パターンとの差(課題)を見つけ、行動を変えることで思考を変えることを目的としました。 研修は2日間かけて宿泊施設を利用して行い、30代リーダー層以上の選抜メンバー(約25名)を対象として行い、1グループ5~6人程度のグループ制にして、ワークショップ化しました。 研修では、実際のプロジェクトをケースとして仕立て、リアルなケースを使用することで弊社独特の文化による思考・行動パターンを洗い出しました。研修の最後には、グループごとに「陥りやすい思考・行動パターン」をまとめました。 研修後には、研修でのまとめからグループごと、個人ごとに具体的なアクションを決め、日常業務において、その行動が行われるよう、目標設定を行いました。

第3回 PMWS

平成25年度PMWS_研修風景写真 - コピー 第3回 PMWSでは、図(PMWSの狙い)のSTEP2~4の部分にあたる「自分・他人の思考・行動パターンの認識」とSTEP5,6にあたる「自分の思考・行動パターンの改革」の推進をテーマとし、研修を行いました。第2回のテーマであった「自分の思考・行動パターンの認識」に加え、他人(利害関係者)の立場から見た思考・行動パターンを洗い出し、それぞれの立場から同じ事象を見たときのギャップ(本質的な課題)を抽出し、それを解決するために必要な自分の思考・行動パターンを洗い出すことを目的としました。 今回、PMWSにおける議論の密度を濃くし、ワークショップ効果を高めるための取り組みとして、事前に「問題抽出ワークショップ」を実施しました。研修は社外の施設にて1日間で行い、PMWSに参加予定のメンバーを対象とし、1グループ4~5名程度のグループ制にして、実施しました。 この事前研修では、日頃なんとなくおかしいと思うことを題材とし、そこに隠れている本質的な目的とそれに基づく本質的な問題を抽出し、利害関係者を意識した上で、取るべき行動をグループごとにまとめました。 PMWSは2日間かけて行い、30代リーダー層以上の自主的に参加を希望した選抜メンバー(約20名)を対象として行い、1グループ4~5人程度のグループ制にして、実施しました。 今回の研修も前回同様、実際のプロジェクトをリアルケースとして使用する予定でしたが、実在するケースでは研修で学んでもらいたい内容が網羅されていなかったため、実際のプロジェクトを基に仮想ケースを作成し、題材としました。そのケースを基にワークショップを実施し「望ましい思考パターンに基づく望ましい行動パターン」をグループごとにまとめました。 研修後には、個人ごとにテーマを決め、望ましいストーリーを作りながら、望ましい行動パターンの抽出をしました。その後、1グループ3~4人のグループに分け、グループごとに個人別にまとめた結果についてのディスカッションをし、ブラッシュアップを行いました。そのブラッシュアップした結果を取り纏め「PMWSメンバーで掲げる望ましい行動パターン7ヶ条(下図)」としてまとめ、PMWSメンバーだけではなく、会社全体としてのマインドセット向上を推進するため、全社員に対し、発表を行いました。
PMWSコンテツ案(図)
認定・認証・資格

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